ガーバー BGサバイバルハチェット|薪割りで重宝するお手頃サイズの手斧

「GERBER BG(ガーバー ベア・グリルス)サバイバルハチェット」は、薪割りで重宝できる手頃なサイズ感の手斧(ハチェット)です。

 

キャンプやアウトドアを楽しむ際に、焚火をしたり、薪ストーブを使って暖を取る。

そのようなシーンは、アウトドアに行く時には実践している人も多いでしょう。

 

またブームに乗って、youtube動画などでも目にする機会が多くなってきました。

しかし、その為には適切な大きさに割った「薪」を用意する必要があります。

 

そこで必要になってくる作業が、薪割りですね。

この薪を割るという工程が意外に面白く、薪割そのものにハマる人もいるほどです。

 

狙った箇所から一気にパーン!

と綺麗に割れた時の爽快感は最高に楽しいものです。

 

でも、そもそもどんなものを使って薪を割ればいいの?

そんな問いも、ビギナーや未経験の方ならお持ちでしょう。

 

そこで今回は、薪割りで重宝できる手頃なサイズ感の手斧(ハチェット)、

 

“GERBER BG(ガーバー ベア・グリルス)サバイバルハチェット”

 

をご紹介します。

 

わたし自身、薪割りに非常に重宝しているハチェットです。

この手斧を実際に使ってみたレビューを含めてご覧ください。

 

GERBER BGサバイバルハチェットとは

GERBER社は1939年にアメリカで設立された、オレゴン州ポートランドを拠点とするナイフメーカーブランドです。

 

「品質、信頼性、革新」という顧客ニーズに応えるべく、様々なGerber社のツールを提供しています。

 

そして「BG」の冠名。

 

これはイギリスの冒険家である、ベア・グリルスの名を冠したガーバー社のサバイバルシリーズの手斧になります。

 

ベア・グリルスと言えば、出演しているディスカバリーチャンネルで、youtubeをご覧になって知っている方も多いのではないでしょうか?

 


※Wikipediaより引用

 

ベア・グリルスを冠名に持つこのハチェットは、非常にコンパクトで計量な設計になっています。

 

一般的なイメージとして手斧と聞くと、そこそこ大きく、重たくてゴツゴツしたイメージではないでしょうか。

 

しかし、GERBER BGサバイバルハチェットは小振りながらも非常にパワフルなブレードで、フルタング構造になっています。

 

ハチェットとしては軽いわりに、薪割に使用するのにも十分といえる、頑丈な構造をしていると言えるでしょう。

 

GERBER BGサバイバルハチェットのスペック

それでは最初に、GERBER BGサバイバルハチェットの各スペックです。

 

全長 240mm
刃長 89mm
刃厚 4.2mm
重量 590g
刃素材 3Cr13MoV鋼
ハンドル素材 ポリプロピレン

 

実際に手で握ってみると、こんなサイズ感です。

この240mmという全長から、凄くコンパクトなハチェットであることがわかると思います。

 

薪割に使う手斧と考えると、相当小振りに感じるのではないでしょうか。

そして、フルタング構造なのに軽量であるということ。

 

これは、刃長・刃厚も小さく薄いからなんですね。

だからこそ、軽量・コンパクトで取り回しの良いハチェットと言えるのです。

 

また実際の刃の薄さはこんな感じの薄さです。

 

背面

 

正面

イメージとしては、お好み焼きをひっくり返すヘラ。

それより少し厚く頑丈なイメージが近いでしょうか。

 

ちなみに私の愛用ナイフである、BUCKナイフ119スペシャルとの比較もしてみて下さい。

 

画像では伝わりにくいかもしれませんが、実際そんなに大きく変わりません。

ほんの少しだけ、GERBER BGサバイバルハチェットのほうが厚い程度の違いと言えます。

 

そもそも、BUCKナイフ119スペシャル自体がバトニングにも適しているナイフなので、これくらいの厚さがあれば充分でしょう。

 

そして、刃の素材全体にブラックコーティングも施されているため、水気による錆を気にする必要も無さそうです。

 

次に、ハンドル部です。

 

ハンドル部の素材は、ポリプロピレンということで、なめらかで滑りにくく、耐熱にも優れており非常に握りやすくなっています。

 

昔からよくある大きい手斧などは、ハンドル部分が木材になっていたりしますよね。

長い時間握って作業をすると、手にマメが出来てしまって辛いですが、その点こういったハンドル構造は重宝します。

 

そして、フルタング構造となっているハンドル末端の箇所には、ホールがあいています。

ここには、紐などを通して使用することも可能です。

 

私の場合は、このホールに下記のようなカラピナを通して利用していますがかなり便利です。

 

こういったホールがあると用途に応じて使えるため、利便性があがりますよね。

ありがたい配慮です。

 

実際の薪割りにチャレンジ

薪割として使う時に現実問題として、この刃厚や刃長さで大丈夫なのか?

という疑問もありますよね。

 

そこで実際に試してみました。

使用する木材は、以下の3種類です。

 

薄めの針葉樹 10mm程度
針葉樹 25mm程度
広葉樹 45mm程度

 

その使用木材の画像がこちら

 

正面

 

側面

まずは、10mmの一番薄く柔らかい針葉樹からです。

針葉樹は柔らかく、ナイフでも比較的簡単にバトニングできるので、これくらいは簡単に割れてほしいものです。

 

結果は、あっけないほど簡単にスパンと刃が入り割ることが出来ました。

 

次に25mmの針葉樹です。

厚さはさっきと比較して倍以上になりますが、これも柔らかい部類の針葉樹ですので、スムースに言ってほしいところ。

 

刃が入る瞬間だけ、先ほどより力が必要でしたが、それも微差。

一度刃が入ってしまえば、あっけなく割れてしまいます。

 

そして最後の一番太く、一番固い木材である広葉樹。

これが本丸です。

 

同じように、刃が入りだすまでの力は一番要しますが、女性でも簡単に行ける程度です。

一度は行ってしまえば、あとはスッパリと綺麗に割れてくれました。

 

つまり、針葉樹はもちろんのこと、広葉樹でも何の問題もなく薪割りは出来そうです。

 

注意点としては、刃の長さが89mmというコンパクトさなので、大きめの薪や丸太などといった木材の薪割には苦戦することが予想されます。

 

とは言え、販売されているような薪は、比較的割安い厚さにカットされているものが多いので、さほど気にする必要もないと言えます。

 

何より驚きなのがその切れ味です。

 

この画像、紙をカッターナイフのように切ってみたのですが、スッパリと綺麗に切れてしまいました!

 

切れた跡が、ナイフのような綺麗な切れ口ですよね。

むしろナイフ並みの切れ味すらも、併せ持っているということです。

 

最後に他の使い方として、ブレードの背面部分の利用についてです。

背面の構造は、こんな形をしています。

 

この部分で、テントのペグを打ち込んだりすることも出来ます。

他にも料理の際、肉を叩いたりして、やわらかく仕上げるのに使ったりすることもできてしまいます。

 

GERBER BGサバイバルハチェット|まとめ

キャンプアイテムまとめ

 

ここまで、「GERBER BGサバイバルハチェット」

についてレビューしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

何度も説明にも書いていますが、本当に軽量・コンパクトで取り回しがしやすく便利な1品です。

ナイフでのバトニングも楽しいですが、愛用できるハチェットを1本持っておき、薪割りをおこなうのもまた違った楽しみ方が出来ます。

 

何よりサバイバルの達人、ベア・グリルスの設計による利便性と性能と、独特のカッコよさがあります。

そして、ガーバー社製という品質と安心感も兼ね備えています。

 

たしかに一般的な大きな手斧に比較すると、その破壊力には及びませんが、それを補って余りある手軽さがあります。

そもそも、大きな手斧が必要となるような大きな薪を割るようなシーンと言うのは、一般的にはそうあることではありません。

 

きっと、キャンプ・アウトドアシーンの幅が大きく広がることでしょう。

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